こんにちは^^ レトです。
今日は、日陰を彩るきれいな葉っぱ、ギボウシ(別名:ホスタ)のご紹介です。
「ここは日当たりが良くないから、お花は無理そう・・・。でも、何か植えられるものないかな?」
「いろいろ地植えしているけど、なんだかみんな同じ高さ・・・。大きいのは困るけど、ちょっと高さのあるものを植えたいな」
「一度、地植えをすると、移動ができないから、怖くて地植えができない」
こんな風に悩んだことはありませんか?
ギボウシは、半日陰で育てられ、大きさは大きくなるタイプ~小型のものまで種類がたくさんあります。(しかも、おしゃれなお庭には、大抵ギボウシが植えてあります^^)
ギボウシならそんなお悩みも解決でき、ご自宅に合うタイプも、きっと見つかるんじゃないかと思います^^
☑ 基本的な育て方
☑ 育てていると出てくる悩み(大きくなってきた。葉っぱが黄色くしおれてきた。地植えの場所を失敗したみたい・・・。違う場所に植え直したい。)
☑ 株分けのポイント
など、何年も育てられるコツをご紹介させていただきます^^

一度植えても、あとから移動できます

ギボウシのお花は夏に咲きます^^
そして、宿根草(しゅっこんそう)なので、秋には地上部がなくなりますが、
春になると、またニョキニョキ芽が出てきますよ。
育てやすく手間もかからないので、なかなか時間が取れない方にもおすすめです♪

「暗めの場所に何か植えたい」と思っていたのがギボウシを育てるきっかけでした。
メインのギボウシは、地植えで7~8年育てています。
それを株分けした鉢植えもあります。
株分けした株は、ブリキ鉢で育てたり、テラコッタに植えたりと、その時々で好きな鉢で育てています♪
ギボウシの基本情報・育て方

苗が出回る時期 | 芽吹きだす春頃~ |
開花の時期 | 夏 |
形態 | 山野草・多年草(冬は地上部が枯れます) |
広がり方 | こんもりした姿になります |
夏越し | 耐暑性がありますが、カラカラに土が乾く環境はトラブルがでがちです。夏にお花が咲きます。 |
冬越し | 耐寒性もあります。地植えのままで冬越しできます。 |

葉の色、形、草丈は、品種によってさまざまです。
使う土 | 草花用培養土でOK |
植え付ける時のポイント | 程よく湿っている環境の方が好きなようで、水もちの良い土(赤玉土を足してあげるなど)を意識してあげると、安心して育てられます。 |
肥料 | 植え付ける時の元肥や、毎年の芽吹いた春ごろに肥料をあげます。あげすぎないほうが問題なく元気に育ちます。 |
水やり | 土が乾いてからたっぷりあげます。 |
日あたり | 半日陰の方がトラブルなく育てられます。日あたりが良い場所だと、葉焼けをしたり、水が足りなくてしおれる事があります。 |
虫対策 | 芽吹きの時期は、アブラムシが出てくる時期でもあるので、オルトランなどで対策をしておく方が安心です。 |
【ギボウシの葉っぱが黄色い】南向きは不向き?

ここからは、お悩み解決とともに
うちでの育て方も合わせてご紹介させていただきます
【ギボウシを植える場所選び】半日陰がおすすめ

2022.8.2 am8:30撮影
↑ こちらは今朝撮影した写真で、円で囲った部分がギボウシです。
草丈は30cm弱で、7~8年地植えで育てています。
この場所は、写真の上部(奥)の方向から太陽があたるので、ギボウシのすぐ上に写っているオベリスクやヒューケラの影となるので、直接日は当たらずに、半日陰となっている場所です。
ですので、土がカラカラに乾くような状態になることもほとんどありません。

この時期に葉っぱが黄色くなるのは、
水が足りなかったり、植えている場所(鉢の置き場所)の
日差しが強すぎる可能性があります。

植え場所がぴったりいくと、
ほったらかしで育てる事が出来ますよ♪

2022.8.2 am8:30撮影
↑ そしてこちらが、先ほどの地植えのギボウシの向かい側に置いている鉢植えです。
地植えのギボウシを株分けした子です^^ 梅雨明けと同時にこの場所に移動しました。
朝の8時半で、日向はものすごい日差しになっていますが、アジサイの陰になるので、このように日陰状態にできています。

壁の照り返しは、思っているより強いので、
背面の状態も気にして置き場所選びをしてください^^
【ギボウシが大きくなりすぎ】失敗しない株分け方法

↑ 先ほどの鉢植えです。
1年半ほど前は、手前のブリキ鉢でこのギボウシを育てていましたが、大きくなってきたので現在の素焼き鉢に植え替えました。このように、成長に合わせて鉢を大きくしたり、大きくなって困ってきたら株分けをすれば、何年も育てる事が出来ますよ^^

このブリキ鉢に植えたヘデラについては
こちらでご紹介しています♪
ブリキ鉢は【クギと金づち】で穴を開けられます!
【株分け失敗・・・】をなくす、ギボウシの適した時期は?
株分け失敗を防ぐには、時期を選んで行います。
株分けの適期は、春や秋です。
春といっても3月はまだ朝の気温がひとケタの時もありますし、9月もお彼岸くらいまでは暑かったりするので、週間天気予報を見ながら、「徐々に暖かくなってきたら」、「暑い日がひと段落して涼しくなってきたら」行うほうが安心です^^

春のお彼岸後~4月中、秋のお彼岸後~10月中
が気温が比較的安定しているので、失敗なくできると思います。
あとは、梅雨に入ってすぐも大丈夫です。
すごくおすすめ!というわけではないですが、梅雨明けまで1か月ほどあるので、
この雨続きのタイミングでもできます^^
(その際は、急に晴れる事もあるので、ずっと日陰~半日陰に置いておくのがいいですね)
【無理に分けると失敗】ギボウシの株分けで切っていい場所

↑ こちらは鉢植えの株元です。
いま、この鉢植えに子株がふたつ出てきています。こちらがひとつめです。

↑ そしてこちらがふたつめです。
株分けでいじってもいい場所は、子株です。
メインの株を分けるのではなく、自然にできた子株を切り離すとうまくいきます。

今は真夏なので出来ませんが、
鉢から抜いてみると、子株を切り離す場所が簡単にわかりますよ♪
「ここで切ればいいのね!」と、一目瞭然です^^
【移植経験済み】ギボウシの元気がない・・・。地植えの場所に失敗
「植えた場所が、どうやら合わなかったみたい。」
「春なのに元気がない。もしかしたら失敗?」
「やっぱりここイヤかも。移動したい」
「地植えあるある」だと思います。私は、めちゃくちゃあります(笑)。

「地植えしたら、もう移動できないんじゃないか」
そんなふうに思って、怖くてなかなか地植えをためらっていた時期もありましたが、
春と秋なら、掘り起こして移動できます。

株分けと一緒にやる事もできます^^
どちらも穏やかな時期を選べば大丈夫です。
*ギボウシは大丈夫ですが、中には、移動すると枯れるリスクの高い植物【移植嫌い】もあります。(例:直根性の植物がよくそう言われています。ジンチョウゲもそう聞きます)
【ギボウシが大きくならない】生育がよくない?
夏に咲くギボウシの花

2022.8.2 am8:30撮影
↑ こちらがギボウシのお花です。これはまだ咲き始めです。
このように株元からスッと花芽が上がってきて、お花が咲きます。

うちの場合は、花色が白ですが、
紫の花が咲くギボウシもあるようです。

お花が終わったら、長い花芽ごと
株元から切り取ります。
秋は生育が悪くなり、葉っぱは黄色く変化

ギボウシは、夏の開花が終わり、秋が深まってくると徐々に生育が悪くなってきます。
これは、地上部がなくなる宿根草(しゅっこんそう)の生育過程です^^
その様子は、葉っぱが黄色く、カスカスに乾燥したようになり、だんだんと枯れていきます。
秋に大きくならないのは、冬モードに入ったサインなので、
心配しなくて大丈夫なことがほとんどです
こんな例外な年も・・・
例年よりも早い時点で枯れたり、
冬になっても元気で、「今年は枯れないのかな?」なんて年もあります^^
その年により気候が違うので、同じ秋でも枯れるタイミングは変わってきます。

これは自然の姿なので、安心してください^^

2022.12.15撮影
こちらが冬枯れの様子です😊
今日は、シェードガーデンの定番、葉っぱがきれいなギボウシのご紹介でした。
初めて育てる場合は、半日陰の場所に地植えができるようであれば、地植えがおすすめです^^
その際は、植える場所を掘り起こして、古い土と新しい草花用培養土を入れ替えるようにしてあげると、植え付け後の成長がスムーズにいきますよ。
新しくてフワフワの柔らかい土は、根っこを伸ばしやすくできます。
また、植え付ける時期も、穏やかな気候(春や秋)を選ぶのがおすすめです。
植え付けから翌年には、子株も出来ていると思いますし、今度はその子株を、日なたなどの「植えたい場所に植えてみる」というお試し植えもできるようになります^^
葉っぱがきれいで、こんもりシルエット、おうちにあったらいい感じになると思います^^
おすすめです♪
最後までお読みいただきありがとうございます。読んでくださった方のヒントとなれば嬉しいです。


夏に咲くお花、こちらも現在開花中です。
どうぞご覧ください♪
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